古いグランドピアノの買取
「古いグランドピアノ」に決まった定義はなく、製造から30年以上を経た個体を指して使われることが多い言い方です。価値は経過年数だけでは決まらず、メーカーとモデル、整備歴、響板と弦の状態などで変わります。「40年前に買ったピアノだから値段は付かないだろう」と考えて、そのまま置かれているグランドピアノは少なくありません。ピアノの価値は経過年数だけで決まるものではないため、年式を理由に手放す前にご相談ください。年式別の買取相場もあわせてご覧ください。ご実家の片づけや相続で、長く弾かれていない一台をどうするか決めかねている場合もご相談ください。
古いグランドピアノも買取できます
1970年代から1980年代にかけて国内で製造されたグランドピアノは、いま40年から50年を迎えています。当時は国内メーカーの生産台数が多く、木材の乾燥と選別に時間をかけていた時期でもありました。そのため、置かれた環境と手入れ次第で、いまも十分に演奏できる状態を保っている個体があります。
当店ではこの世代のグランドピアノを継続して取り扱っています。国内で買い手が見つかる場合もあれば、海外の販売ルートへ渡る場合もあります。年式が古いことは判断材料の一つであって、それだけで査定をお断りする理由にはしていません。
長く弾かれていない個体でも構いません。鍵盤が重い、音程が大きく下がっている、ペダルが効かないといった症状は、この年代のピアノでは珍しくありません。状態が悪い場合の扱いは状態が悪いグランドピアノの買取でも説明しています。
長く置かれていた一台について
「もう何十年も弾いていない」「調律もしていないのに、査定をお願いしていいのだろうか」というご相談をよくいただきます。弾かれていない期間の長さが、そのまま価値の低さを意味するわけではありません。査定では、置かれていた環境、響板と弦の状態、整備の履歴を見ます。
買い取った一台は、整備のうえで次に弾く方へ渡ることもあれば、部品として別の個体を支えることもあります。国内で買い手が見つかる場合もあれば、海外の販売ルートへ渡る場合もあります。
一方で、値段をお付けできない個体もあります。その場合は理由を添えて正直にお伝えします。
国外を含む販路と運営会社について
運営は創業26年の株式会社リサイクルマイスターで、全国41拠点を持ち、リユース事業と海外輸出事業を行っています。国内で買い手が限られる大型機や旧年式のグランドピアノでも、国外を含む販路を前提に評価できるのはこのためです。会社の詳細は運営者情報・古物商許可に掲載しています。
年式と価値の関係(40〜50年前)
年式だけで価値が決まらない理由は、ピアノの価値が複数の独立した要素の重ね合わせでできているからです。次の四つを分けて見ると、同じ50年前の個体でも評価が大きく分かれる理由が見えてきます。
| 要素 | 何を見るか | 評価への効き方 |
|---|---|---|
| メーカーとモデル | 中古市場でその型番を指定して探す買い手がいるか。国内外での評価が定まっているか。 | 指名が入るモデルは、年式が古くても価格の下支えが効きます。逆に流通の少ない銘柄は買い手探しに時間がかかります。 |
| 整備歴 | 調律をどの程度の間隔で続けてきたか。整調・整音や部品交換を受けているか。 | 長く調律を続けた個体はピンの保持力と弦の状態が保たれやすく、年式の不利を相当程度打ち消します。 |
| 響板と弦の状態 | 響板の割れ、駒の浮き、弦とチューニングピンの錆、フレームのひび。 | 修復費用が大きい部位です。ここに問題がなければ、年式が古くても評価が残ります。 |
| 希少性 | 製造台数が少ない、現在は生産されていない仕様、装飾やケースに特色がある。 | 台数の少ないモデルは、年式の古さがそのまま不利にならない場合があります。 |
これらは重なり合って評価に反映されます。一つの要素だけで結論が出るものではありません。
たとえば、40年前の国産機でも定期調律を欠かさず、湿度の落ち着いた部屋に置かれていた個体と、20年前の機種でも屋外に面した部屋で長く放置され響板に割れが入った個体では、前者の評価が上回ることがあります。年数の考え方は年式とグランドピアノの価値で、価格帯としての目安は年式別の買取相場で整理しています。
一方で、年式が古いこと自体が不利に働く面もあります。部品の供給が終了している場合、修理に時間と費用がかかること。使用可能な残りの期間が短いと見られること。これらは正直にお伝えしたうえで金額をご説明します。
高く評価される古いモデル
以下は、製造から年数が経っていても評価が残りやすいモデルの例です。ここに載っていない型番でも査定の対象です。
| メーカー/モデル | 買取価格の目安 | 評価の背景 |
|---|---|---|
| ヤマハ G3(旧シリーズ) | ~550,000円 | C系より前の世代。国内での流通量が多く、整備されていれば買い手が付きやすい区分です。 |
| カワイ KG-2(絶版) | ~350,000円 | RX系より前の旧シリーズ。作りがしっかりしており、状態次第で評価が残ります。 |
| ヤマハ C3(初期世代) | 製造年やモデル、状態などによって価格が大きく異なるため、個別にご案内しています。 | 定番機の初期世代。製造番号から世代を特定して判断します。 |
| スタインウェイ Model O・Model B(旧年式) | 製造年やモデル、状態などによって価格が大きく異なるため、個別にご案内しています。 | 再整備を前提に評価される区分です。修復歴の内容が判断の中心になります。 |
| 欧州系メーカーの旧年式機 | 製造年やモデル、状態などによって価格が大きく異なるため、個別にご案内しています。 | 台数が少なく、木部の状態と付属の資料が評価を左右します。 |
金額は整備歴・状態および搬出条件により変動します。上記は目安であり、確定額は査定時にご案内します。
なお、表示金額は中古市場の相場をもとにした「参考買取価格」の目安です。製造年・整備歴・状態などによって価格が大きく異なる場合があります。また、相場は市場の動きによって変動します。
実際の査定では、ピアノの状態や市場価値などを総合的に確認するため、表示金額を下回る場合もあれば、上回る場合もございます。
型番別の詳細はヤマハ G3の買取価格やカワイ KG-2の買取価格にまとめています。メーカーごとの傾向はヤマハの買取、カワイの買取からご確認ください。
無料査定へ
お電話は9:15~20:30(年中無休)で受け付けています。超重量物のため宅配買取はお受けできません。
お申し込みは電話 0120-650-167、LINE、または無料査定フォームから承ります。フレームの刻印と製造番号が分かる写真、鍵盤全体の写真をお送りいただけると、年式と状態の見当をつけたうえでご案内できます。
お取引時のご案内
古物営業法の規定により、買取時に氏名・住所・生年月日の本人確認を行います。運営は株式会社リサイクルマイスター(古物商許可 東京都公安委員会 第305590806398号)です。査定料・出張費はいただきません。
よくあるご質問
50年前のグランドピアノでも売れますか?
ご相談いただけます。50年前の個体でも、定期的に調律され、響板や弦に大きな問題がなければ評価が残ります。ただし部品の供給が終わっている場合は修理に時間と費用がかかるため、その点は金額に反映されます。実際の判断は現物確認のうえでご説明します。
メーカーや年代が分かりません。査定できますか?
査定できます。鍵盤蓋の裏やフレーム手前に刻印された製造番号から、メーカーと製造年をたどれることがほとんどです。刻印が読み取りにくい場合も、フレームの鋳出し文字や内部の刻印を担当者が確認しますので、分からないままご連絡ください。
20年以上調律していません。それでも大丈夫ですか?
問題ありません。長期間調律していない個体では音程が大きく下がり、ピンの保持力や弦の錆を確認する必要がありますが、査定をお断りする理由にはなりません。査定のために調律をしていただく必要もありません。
古いピアノは処分費用がかかると聞きました。
グランドピアノは廃棄する場合に運搬と処理の費用が発生します。買取であれば、その費用をご負担いただかずに手放せます。ただし、状態によっては買取できない場合があります。比較の考え方はグランドピアノの処分と買取の違いにまとめています。
年式が古いと搬出を断られることはありますか?
年式を理由に搬出をお断りすることはありません。搬出の可否は、設置階と経路の条件によって決まります。長く動かしていない個体では脚部やキャスターが傷んでいることがあるため、作業前に状態を確認したうえで手順を組み立てます。
値段がつかない場合はどうなりますか?
値段がつかない場合は、買取をお受けできません。理由は査定時にご説明します。査定料・出張費はいただきません。
相続したピアノ・祖父母の代から置いてあるピアノです。手続きは変わりますか?
ご本人以外の名義のピアノを手放す場合も、お取引自体は可能です。古物営業法により買取時に売主の氏名・住所・生年月日の確認を行いますので、実際にお取引される方の本人確認書類をご用意ください。相続に関わる場合は事前にご相談ください。
まずは無料査定・出張見積から
グランドピアノの査定は無料です。メーカー・型番・設置状況をお知らせください。搬出・運送を含めた買取価格をご案内します。
0120-650-167電話受付 9:15~20:30(年中無休)